欧州展示会への出展を検討し始めると、必ず突き当たるのがブースを
システム施工で仕上げるか、カスタム施工で仕上げるかという選択です。
どちらにも長所と短所があり、とりあえず前回と同じ方法でと安易に決めてしまうと、
費用やデザインの面で損をしてしまうこともあります。
この記事では、欧州展示会出展1〜2回目程度の企業担当者の方に向けて、
システム施工とカスタム施工の違いを
費用・デザイン自由度・搬入出の3つの観点から比較し、判断のポイントを整理します。
システム施工とは、会場の施工会社や什器レンタル業者があらかじめ用意している、
壁面パネル・カウンター・照明などの規格部材を組み合わせてブースを構成する方式です。
短期間で設営でき、終了後は返却するだけなので、
初めての出展や小間サイズが決まっていない段階でも取り組みやすいのが特徴です。
一方のかカスタム施工は、ブースのデザインを一から設計し、
専用の資材を製作してオリジナルの空間をつくる方式です。
自社ブランドの世界観を表現しやすい反面、設計・製作・現地搬入のプロセスが増えるため、
準備期間と費用は相応にかかります。
費用面では、一般的にシステム施工の方が初期費用を抑えやすい傾向にあります。
既製の部材を使い回すため設計・製作費がかからず、
小間サイズが小さい場合や出展回数が少ない場合には特にコストメリットが出やすい方式です。
カスタム施工は設計費・製作費・輸送費・現地施工費が積み上がるため、
同じ小間サイズでもレンタル什器より総額が高くなるのが一般的です。
ただし、カスタム施工は什器を複数回の展示会で使い回せる場合、
長期的に見ると1回あたりのコストが逆転するケースもあります。
具体的な費用水準は展示会場・小間サイズ・デザインの複雑さによって大きく変動するため、
本記事内での断定的な金額提示は避け、見積り段階で複数パターンを比較することをおすすめします。
システム施工は規格部材の組み合わせが前提となるため、
デザインの自由度には一定の制約があります。
ロゴやグラフィックパネルの差し替えで自社らしさを出すことは可能ですが、
ブース全体の形状や高さ、動線までは大きく変えられません。
カスタム施工であれば、ブースの高さ・形状・素材・照明計画まで自由に設計できるため、
来場者の目を引く独自性の高い空間をつくりやすくなります。
欧州の主要展示会では周囲のブースも作り込まれていることが多く、
競合との差別化を重視するならカスタム施工に分がある場面が多いといえます。
システム施工は設営・撤去にかかる時間が短く、
会場ごとに定められた搬入出スケジュールがタイトな場合でも対応しやすいという利点があります。
カスタム施工は資材の海上便・トラック輸送の手配や、
現地でのクレーン作業・電源工事など会場テクニカルサービスとの調整事項が増えるため、
準備期間を長めに確保する必要があります。
初めての欧州出展で搬入出のルールに不慣れな場合は、
この調整の負荷差も選択の判断材料になります。
結論として、
コストを抑えて出展経験を積みたい段階ならシステム施工、
ブランド訴求や差別化を重視し複数回の出展を見据えるならカスタム施工、
という住み分けが基本的な考え方になります。
判断に迷う場合は、以下の観点を整理してから業者に相談すると、
見積り比較がスムーズです。
・小間サイズと会場内での位置(角小間か島小間かなど)
・来場者に伝えたいブランドメッセージの強さ
・準備に充てられる期間
当社は欧州現地法人として、システム施工・カスタム施工のどちらの方式にも対応し、
お客様の予算感と出展目的に合わせたプランをご提案しています。
現地の施工パートナーとのネットワークと日本語での窓口対応により、
初めての欧州出展でも見積り比較から現地施工の立ち会いまで一貫してサポートできる点が強みです。
まずは概算費用を知りたいという段階からのご相談も歓迎しています。
施工方式は、費用・デザイン自由度・搬入出のしやすさにそれぞれ異なる特徴があります。
ご予算やブランド訴求の優先度を整理したうえで、
自社に合った方式を選ぶことが欧州展示会成功の第一歩です。
費用感やスケジュールの具体的なご相談は、
欧州現地の実績を持つタスクヨーロッパまでお気軽にお問い合わせください。