【IAAの出展】部品メーカーが迷わないために

2026.01.09 12:55

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IAA Mobility で最初に整理すべきこと

IAA Mobility は、完成車メーカーの存在が非常に強い展示会です。

大きな車や、広くて豪華なブースの中で、
部品メーカーや技術系企業がどう見られているかは、
少し分かりにくいかもしれません。

タスクヨーロッパが IAA Mobility に関わる際、
最初に確認するのはデザインでも施工方法でもなく、
その展示で、何を一番に見せたいのかです。

来場者は全部を見ようとしていない

来場者は、すべての展示をじっくり見るつもりで会場を歩いていません。

完成車を見る、
特定の技術を確認する、
競合の動きを把握する、

目的は明確で、時間は限られています。

そのため、部品メーカーのブースに対しても
この技術は自分に関係があるか
今見る必要があるか
という判断を、かなり早い段階で下しています。

完成車の隣で同じ見せ方をしない

IAA でよく見かけるのが、
完成車メーカーと同じ感覚で展示を組み立ててしまうケースです。

しかし部品メーカーの場合、
このやり方は逆効果になることがあります。

来場者は、
どこを見ればいいのか、何が強みなのかを
瞬時に理解できないと、足を止めません。

まず一つだけ決める

タスクヨーロッパが IAA Mobility でよく行うのは、
展示の軸を一つに絞ることです。

この部品で何が変わるのか、
どの性能が一番評価されているのか、

すべてを伝えようとするのではなく、
最初に見せる一点を決めます。

それ以外の情報は、
話が始まってから見せるのが適切だと考えています。

見せる順番を設計する

IAA Mobility では、
展示内容そのものよりも、
見せる順番が重要になります。

順番としては
①遠くから見える
②近づいて分かる
③話を聞いて初めて理解できる

この3つの順番が整理されているブースは、
完成車が並ぶエリアでも自然に人が流れます。

タスクヨーロッパは、
デザインの段階からこの順番を意識して構成します。

部品展示は説明しすぎない方がいい

来場者は、もちろん技術に詳しい人が多いです。

そのため、
最初から細かい説明を並べる必要はありません。

何が特徴で、何が他と違うのか、が伝われば、
質問は来場者からしてくれます。
 

説明を減らすことは、
情報を削ることではなく、
整理することだと考えています。

展示の取捨選択が結果に出る

完成車が主役の展示会だからこそ、
部品メーカーの展示はシンプルさが効きます。

派手に見せるより、
正しく伝える。

その積み重ねが、埋もれない展示につながっています。

著者

Tu.sk Europe GmbH

タスクヨーロッパは、ドイツを拠点に、日本の企業が海外展示会に安心して出展できるようお手伝いしている会社です。企画から申請、ブースの設営までトータルでサポートし、ヨーロッパを中心に世界各地で実績を重ねています。