知っていますか?ドイツ展示会ならではのルール
2025.08.31 14:40
Guten Tag!(こんにちは!)タスクの佐々木です。 今回もブース施工の真面目な話から、現場での小話まで、ヨーロッパらしいトピックをお届けします。
ヨーロッパ各地で展示会のサポートをしていると、現地ならではのルールによく出会います。日本から初めて出展される企業様にとっては、驚きの連続かもしれません。今日はその中から、実際に現場でよくある例をご紹介します。
1. ブース施工は分単位でスケジュール管理
ドイツの展示会では(会場によりますが)施工開始時間がきっちり決まっています。10時開始なら9:59はまだNG、10:00ぴったりにならないと入れません。逆に終了時間も秒単位で管理されていて、1分でもオーバーすると追加料金が発生することも…。日本の「ちょっと早めに準備しておこう」という感覚は通用しないので要注意です。
2. 安全ルールは絶対
例えばヘルメットと安全靴の着用。会場にもよりますが特に西ヨーロッパは搬入中は必須な会場もあり、忘れると現場に入れてもらえません。展示会によっては「消火器は必ずブース内に配置」といった規定もあります。展示なのに消火器?と驚く方もいらっしゃいます。
3. 大音量は即ストップ
日本の展示会では音楽や呼び込みが賑やかなことも多いですが、ドイツでは音量に厳しい制限があります。隣のブースからクレームが入ると、すぐに主催者から「ストップ」の指示が。ヨーロッパらしく周りへの配慮が徹底されていますね。
4. 搬出は戦争
展示会が終わった瞬間から、全員が一斉に撤去に入ります。トラックもフォークリフトも人もごった返して、現場はまるで戦場です。片付けもイベントの一部くらいに考えておくと心の準備ができます。ここでも安全ルールが第一で、無理に動こうとすると会場スタッフに止められます。。。
まとめ
ドイツ展示会のルールは、厳しいように見えて安全・効率・公平を徹底するためのものなんです。私たちはこうしたローカルルールを熟知し、お客様がストレスなく展示に集中できるよう、日々現地からサポートしています!
お客様にはよく「え?そんな決まりがあるの?」と驚かれることも多いですが、現場で一緒に体験すると不思議と楽しくなってくるんですよ。
それではまた次回!
著者
Tu.sk Europe GmbH
タスクヨーロッパは、ドイツを拠点に、日本の企業が海外展示会に安心して出展できるようお手伝いしている会社です。企画から申請、ブースの設営までトータルでサポートし、ヨーロッパを中心に世界各地で実績を重ねています。