(公開: 2022年3月25日)この記事は3分で読めます。
ACHEMA は、化学者、エンジニア、プロセス技術者だけでなく、生物工学者、エネルギーおよび環境の専門家、IT 専門家、および他の多くの分野の専門家が集まる展示会です。
ACHEMA2022では、126カ国から70,007人が参加し、55カ国から2,167社が出展しました。この内訳としては、約半数がドイツから、残りのうち約35%が欧州から、約15%がアジア、残りがアフリカ圏からの参加でした。
参加者の業種別割合としては、エンジニアが約40%と最も多く、科学者が約20%、そのほかはラボアシスタント、学生など、様々な分野から幅広い人々が訪問しました。
化学産業におけるデジタル化の重要性が、今業界内で注目されています。そのため、ACHEMA 2022 では新しい展示グループとして「デジタルハブ」が導入されました。そこでは、出展者はデジタルソリューションを実演し、企業との議論の場として自産業のネットワークを拡大することができました。ACHEMAにおけるデジタルハブの展示は、参加者・出展者ともに人脈を作る場となります。
ACHEMA2022では、データの収集やサンプルの採取などの日常業務を24 時間体制で行うためのロボットなどが公開されました。ロボットにはセンサーを装備でき、工場内の測定などの業務を一任することができます。そのほかにも、AIを活用した展示も行われました。AI は、たとえばスループットの向上、蒸気のコストの削減、原料混合の最適化など、関連する業務の効率化のために使用されています。 このように、現在の業界の課題やその解決法、関連する様々な業界の代表者と意見を交換する良い機会となります。
ACHEMA は様々な現代の課題に取り組んでいます。
化学工業はその中心であり、今日では、生化学プロセスの統合の増加、原材料の選択と供給の柔軟性、エネルギー効率の改善と CO 2排出量の削減に対する永続的な需要、そして継続的なプロセスに関するアプローチに特に関心が集まっています。その過程で新しいビジネスモデルが求められますが、業務上の必要な電力量とその価格を簡単に変動させることはできません。そのため、水素がエネルギー貯蔵、エネルギー担体、さらには原料として注目されています。電化は、電気化学の現在の発展によって支えられています。これにより、より低い温度と圧力での化学変換が可能になります。ACHEMA は、このようなソリューションプロバイダー、ユーザー、関心のある顧客を結びつける場として機能しています。
現代の様々な問題を解決するために、化学は自らを再発明しなければなりません。これには、エネルギーを生産および使用する新しい方法、化学会社、原材料サプライヤー、さらには製品の購入者の間の新しい形態の協力が必要です。
世界の化学産業における年間の総 CO 2排出量は、約3 億トンと推定されています。この 90 % は分解炉の加熱によるものとされており、この炉を再生可能な電力で加熱できれば、気候変動へのアプローチと産業を両立させることも可能でしょう。
こうした現代、そして未来の化学産業の課題へのアプローチも、ACHEMAにおいてその解決法を見つけ出すことができます。
弊社では出展に関わる全ての業務を一括で対応しております。
また、日本にいながら現地ブースにリアルタイムで出展できるハイブリッドブースの提供もしております。
(ブース設営・現地人員・モニターやカメラ等機材は全て込み)
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Article by Tusk Europe Team