（公開: 2022年3月24日）この記事は3分で読めます。
エレクトロニクス製造業界にとって最大の国際イベントであるproductronicaは、バリューチェーン全体をカバーする世界で唯一の見本市です。これは、エレクトロニクスの革新的なすべての分野の要素を組み合わせたものであり、テクノロジー分野だけでなくサービスに至るまで、様々な情報を得ることができる場として機能しています。
電子製造サービス 業界は、世界中で約 235 万人が関わる産業です。New Venture Research (NVR) によると、業界の年間売上高は 約5,430 億米ドルにも上ります。このうち 500 億ユーロを占めているのが、欧州の市場です。NVR の分析によると、2024 年までに世界中のすべての電子製品の生産の 50% が EMS サービス プロバイダーによって行われるようになります。
科学の移転を促進し、効果的なコラボレーションへの道を開くことを目的として、productronica は業界全体の会合の場として機能しています。業界のすべての関係者がここで一堂に会し、アイデアを交換し、要件に適したパートナーを見つけることができます。
productronica2021では、参加者の55 % の海外からの訪問者であり、出展者の46％は海外からの参加者でした。
この内訳としては、39か国から出展者が、68か国から貿易や電子機器に関連する訪問者が集まり、ドイツ以外からはイタリア、フランス、オーストリア、スペイン、ポーランド、イギリス、オランダなどの欧州から、さらにはトルコ、イスラエルといった欧州以外からも多くの参加がありました。
このように、エレクトロニクス コミュニティは、世界的な展示会ネットワークに集まります。世界をリードするエレクトロニクスの見本市およびカンファレンスであるエレクトロニカと、世界をリードするエレクトロニクスの開発および生産の見本市であるproductronicaでは、ほかにも中国やインドといった今後の成長が期待される市場にも対応しています。
アジアの電子機器製造市場は、国際的な競争が何年にもわたって熾烈に繰り広げられました。1990 年代、ヨーロッパは半導体製造市場における世界生産の 15% のシェアを占めていましたが、これはアジア市場の台頭により過去 10 年間で 10% 未満にまで低下しました (日本 22%、韓国 18%、台湾 17%、米国 13%)。しかし、ヨーロッパのビジネスコミュニティのパートナーと共に、現在 EU は別の方向に舵を切っています。ヨーロッパでの半導体やその他の電子部品の開発と製造が、近年頭角を現しています。半導体クラスターのproductronicaの出展者は、これらの分野における最新の技術革新を紹介し、アジア圏のみでなく、ヨーロッパでの市場開拓のよい機会となるでっしょう。
エレクトロニクス産業では、日々様々な分野が新規に開拓されています。特に 3D プリンティングは、productronica において近年重要なトピックの一つとなっています。この新技術は、将来的に市場に強い影響を与えると考えられています。現在使用される材料はプラスチックが中心ですが、金属を使用したり、導電性接続を可能にしたりするコンセプトもあり、将来の様々な可能性が模索されています。
3D プリンターは現在比較的高価ですが、近い将来、3D プリンターが通常の消費者にとって日常的な製品になる可能性さえあります。これにより、長期的にみると生産プロセスが消費者にシフトする可能性も考えられます。 3D プリンティングは民間および専門産業部門の両方で進歩しており、私たちの生活と仕事を大きく変えることになるでしょう。productronica では、こうした現在から将来にかけての市場の見通しと考察を提供します。
productronicaは、グローバルエレクトロニクスネットワークをつなぐ場として機能します。イノベーションとトレンドを国固有の中心的なテーマと組み合わせ、どの国がどのような分野を得意とするのか、どの分野がその国で先進的なのか、一目で把握することができます。エレクトロニクス事業への具体的な推進力とアイデアを、出展者、参加者ともに得ることができます。
弊社では出展に関わる全ての業務を一括で対応しております。
また、日本にいながら現地ブースにリアルタイムで出展できるハイブリッドブースの提供もしております。
(ブース設営・現地人員・モニターやカメラ等機材は全て込み)
ヨーロッパ、アメリカの展示会への出展申請や出展費用、ブース設営に関するご質問・ご相談は上のコンタクトページ、または info[at]tuskeurope.com までご連絡ください。日本デスクの担当者から返信いたします。
まずはご挨拶を兼ねたオンラインミーティングを10分程度させていただくことも可能ですので、お気軽にご連絡くださいませ。
Article by Tusk Europe Team
