(公開: 2022年3月24日)この記事は3分で読めます。
MEDICAは、毎年デュッセルドルフで開催される医療に関する世界的な展示会です。2023年11 月中旬の展示会では、現在の課題となっている複数議題に関して、様々な分野の専門家と意見を交換することができます。
イベントをサポートする包括的なプログラムの一例として、現在の医療分野の課題である「外来患者化」の増加があります。ここでは、患者志向の診断と治療だけでなく、ケアをする側にも対応した、ケアに関与するすべての人々の間の最適で分野横断的な情報が提供されます。
もう 1 つのトレンドは、ロボット システムや VR/AR アプリケーションなどの人工知能とサポートシステムです。持続可能なプロセスの実施は、医療分野を含むすべての業界の企業や機関にとって、今では最優先事項の 1 つとなっています。これには、社会的または環境に悪影響を与えることなく、持続的な競争力を維持するための経済活動が関係しています。MEDICAでは、こうした経済活動の動きを一堂に会して把握することもできます。
MEDICAでは、医療技術、デバイス、デジタルヘルス、ラボに関連する商品、使い捨て用品など、様々な分野に関する展示がされています。同時に開催されるプログラムとしては、ドイツの病院のトップマネジメントのための主要なイベント (今回は CCD Süd で開催)、災害と軍事医療に関する会議 DiMiMed、医療のための MEDICA MEDICINE + SPORTS CONFERENCE などがあります。国際的なプロのスポーツ医学とスポーツ科学に関するプログラムも開催されます (どちらも CCD Süd で開催)。
特に病院では、使い捨て製品が多いため、多くの廃棄物が発生します。心臓カテーテルの場合、プラチナや銅などの貴金属が含まれているため、これらの分類は二重の煩わしさとなります。したがって、使用済みのカテーテルを原材料サイクルに戻すためのパイロットプロジェクトが心臓および糖尿病センター NRW で開始されました。
特に、COVID-19 のパンデミックにより、ヘルスケア商品や医療用消耗品が世界的に増加しています。その結果、フェイスマスク、手袋、防護服、その他の個人用保護具の需要が急増し、これらは消耗品にも当てはまりました。医療用使い捨て製品は、使い捨てカテーテルなど複数の材料で構成されるより複雑な製品に関係する場合でも、持続可能な資源で製作されることが求められています。リサイクルによる資源の回収は優れた方法ですが、製造工程で最初から再生可能な資源から作られたバイオプラスチックを使用するとさらに効果的です。こうした医療製品と持続可能性に関する情報も、MEDICAで得ることができます。
COVID19は、多くの国に医療の見直しの機会を与えました。MEDICAでは、いわゆる「ポイントオブケア」診断を含む製品分野とは別に、ヘルスケアシステムのデジタル化に関する展示を数多く行っています。
医療用ロボットは日々進歩しています。高精度かつ柔軟であり、無菌手術の基準を満たす必要があります。MEDICA 2022 では、実際の体験ブースをもとに、ロボットがどのように外科医の助けになるかが示されました。そのほか、AI技術に関するブースや、アンドロイドを患者に見立てて行われるデモンストレーションなど、実際の医療現場で実践的に活用できる様々な技術と出会うことができます。
弊社では出展に関わる全ての業務を一括で対応しております。
また、日本にいながら現地ブースにリアルタイムで出展できるハイブリッドブースの提供もしております。
(ブース設営・現地人員・モニターやカメラ等機材は全て込み)
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Article by Tusk Europe Team